Hardware security moduleについて

HSM(Hardware Security Module)について

インターネット通信が普及して20数年、日々オンライン上で送受信される通信データの内容も非常に重要な個人情報や信用情報を含むようになり、全く非暗号の生データ状態でやりとりされることはほぼ皆無になりました。SSLやHTTPSと言った電子署名や暗号鍵を利用した暗号通信は既に一般的になり皆様の生活にも浸透していることでしょう。しかし、現在一般的なソフトウェアのみでの方式では、日々流れる企業や組織の情報漏えいやハッキング被害から分かるように、この暗号処理に必要不可欠な暗号鍵を守ることは出来ません。その為、主に軍事などでその重要な暗号鍵を物理的に守るニーズが出てきました。それにより誕生したのがHSM(Hardware Security Module)です。現在ではただの保管庫としての機能だけでは無く、その暗号鍵のライフサイクル(生成、バックアップ、格納、破棄)そのものを管理し、複雑な乱数発生装置や、高度なユーザ認証機能も保持しています。ただし弊社登場以前のHSMは元が軍事ニーズとして生まれたこともあり非常に高価で、また専門的な開発知識をもった人員や、特定機材でしか扱えないという大きな欠点がありました。しかし、WiSECURE TechnologiesはHSMのリーディングカンパニーとして、既存のライバル社では実現出来なかった「市販のデバイス」や「普及品の電子回路」にも対応し、Javaや.NET Frameworkといった「世界で広く使われているシステム開発言語」でも安易に開発を行うことが可能(一部パッケージソフトも有)で、更に今まで普及を妨げていた一番の原因であった価格面も製品によっては1万円以下から購入可能という大幅なコストダウンを実現いたしました。しかもあくまで「軍事レベルのセキュリティ強度(FIPS 140-2 Level 3認証済)」という高度な安全品質を維持したままでの実現です。

HSM

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